4年が経ちました

東日本大震災に被災され、お亡くなりになられた方々に哀悼の意を表します。まだまだ復興には多くの問題があると思いますが、一刻も早く被災地の皆様が安らげる時が訪れます事、心よりお祈り申し上げます

先日、当社顧客様店舗の業務用エアコンの老朽化による、最新機種への交換工事の受注を頂きました。それは天井ダクト型といって完全に天井の中に放り込んでしまうタイプで、交換するには機器の大きさ以上の開口が必要で、設置箇所の天井を、ほぼすべて取っ払ってしまい、約100Kgもある機器を人力で入れ替えるという大変な作業です。順調に作業は進行し、6人がかりで所定位置までなんとか持ち上げる事に成功、後は予めセットしておいた金具に本体を吊り下げるだけだったのですが、大変狭いスペースでの作業なので中々うまくいかず、しかも少しの計算違いがあり手直しが必要になってしまったのです。その手直しの間というと、狭い天井の中の隙間、わずか3人でひたすら機器を持ち続けなければならず、何故かその3人の中にいた私が一番力がいる箇所を担っており(ちょっと手伝うつもりがメインになってしまっていた、、)足場をなんとか確保し背中に機器を背負って絶え続けました。屋根裏の間で機器に押し潰されそうになっているような感じです。あまりの辛さに、どのくらい時間がかかったかは正確にはわかりませんが、怪我したり、死んだりする事はないとわかっていても、ふと、地震で生き埋めになったらこんな感じかなと思い、少し怖くなってしまって、、本当の被災により恐怖を経験した方々の事を思うと気の毒としか言いようがなく、大袈裟かもしれませんが、生きている事がどんなにすばらしい事かと機器に挟まれながら思ったのです。   OK!と作業員から声がかかり、無事機器がセット出来たときの達成感は言うまでもなく、大変大きなものでした。

改めて被災によりお亡くなりになられた方々に、ご冥福をお祈り申し上げます。