太陽光発電を設置してみて

先月2/28日に当社屋根に太陽光パネルを設置してちょうど一か月経ち、月の発電成績が確定しました。設置場所、方角、屋根勾配等からの試算では、3月度は約770Kwの発電量を予想されていていましたが、実際は780Kwと予想を上回る成績をおさめました。なんでもこの試算は約30年間に及ぶ期間においての統計で誤差はプラスマイナス5%とかなり信頼性が高いものらしいです。28年度の売電契約の売電単価は1Kwあたり31円ですので、約24000円という金額になり、そして実際に使った電気が約600Kwで買電価格が、当社の場合1Kwあたり約36円(基本料金含む)ですから、約21000円となり、自給率は約114%と100%を上回りました。因みに年間のトータル試算での自給率は120%ですので最悪でも自分で使う電気はすべてまかなえるといった計算になります。

3.11の東日本大震災による原発事故以降、世界中で原発稼働について色々な面で見直され始め、台湾では国内にある4基の原発を廃止することを決定しました。又そうでない国についてもこの事故以降新たな原発建設について非常に基準が厳しくなり、この度の東芝の企業存続危機といった原発に携わる事であらゆる困難がおこりつつあります。しかし、わが国は実際に原発事故を起こし、その放射能汚染を解決していないにも関わらず、原発を稼働しようとしています。

なぜか、

それは利権以外何もありません。国や、企業の大きなな利益が無くなる事の損害論が、国民の安全と生命をも上回るというのが現実のようです。こういった利権がらみで大変危険を感じている身近な事項としては、医学、食品業界も全く同じです。

その半面で、エネルギーの自給自足の考えも一般化しつつあり、住宅では太陽光発電による自給率が十分見込める場合、新築では当たり前のように設置設計するようになってきていますし、今後益々増える事は間違いありません。今までは太陽光発電は、電気を売って儲けるという考えが先立っていましたが、これからは自分で使う電気は自分でつくるといった考えが第一となってくるでしょう。そうなっていく事で結果的に原発を必要としない時が来るのではないかと個人的には思っています。又原発をやめることは我々の子孫に対する責任と考えています。大きなメリットがあるけど、それを上回るリスクもあるようなモノは現代では画期的なものでも何でもありません。たかだか一軒の家に小さな発電設備であるかもしれませんが、出来る人は是非採用し、このエネルギーのない国を、違う意味のエネルギー大国にしなければ100年後の日本はないかもしれません。