僕が住む大阪の八尾市は人口約27万人の中堅都市でなのですが、その中心部、近鉄八尾駅周辺といえば主な官公庁のほとんどと、病院、図書館、文化会館などの公共施設や商店街、飲食店、本当になんでもあり、その中でも近鉄八尾駅に連絡して堂々と聳え立つ一際目立った建物が八尾西武百貨店なのです。地方都市に有名百貨店があるというのはそう多くなく,まさに八尾のシンボルといっても過言ではないこの商業施設が、本日で開業後35年の歴史に終止符をうち閉店となるのです。大変残念ですが都心百貨店をはじめ全国的に百貨店離れが進んでる昨今としては致し方ないのかもしれません。そして、お隣にアリオ八尾というどでかい商業施設ができたというのも理由の一つかもしれません。僕が高校生時代の約30年ほど前の西武百貨店といえば、いつ行っても人で賑わいエレベーターガールも常時いて梅田や難波の某百貨店風景とほとんど変わらなかったのですが、ここ数年いや、10~20年といえばいつ行っても静か~な感じで、誰が見ても経営困難ってのを理解するのは容易だったと思います。子供がまだ幼少だった15年ほど前には、小さな屋上遊園地もありよく行ったものです。
聞くところによると、西武は20年ほど前から八尾店を閉鎖する計画をしていたらしく、なかなかそれを実行できなかった理由の一つに、当時の八尾駅は今より数百メートル西側にあったのですが西武百貨店建設地と連絡するために近鉄が駅をわざわざ移設したといった経緯があり、近鉄側もそれなりの投資をしていて、西武が持ち掛けた話なのに、駄目だからやめます!なんてあり得ないイ!と、近鉄側の猛反対があったからだそうです。此のたび閉店の両社納得の落としどころについてはわかりませんが、近鉄の言い分は当然という気もしますね。
最近は閉店セールで大盛況、近辺は車が渋滞し、個人的になんとも複雑な心境であります、、もっと売り上げ協力をすればよかったな、、、この後はまた違う商業施設に生まれ変わるらしいですが、八尾に沢山の消費が増える事期待しています。多くの人が幸せになる為には、バランスのいい消費がやはり必要です。お金は回さないとね。