9年前のちょうど今時分、僕は大阪の産業会館で建物の構造の講習を受けていました。そして、それは突然やってきて、周期の長い不気味な横揺れ、静かに大きく揺れる印象でした。その揺れ方に何故か直感的に、ヤバイ、、と思い、隣の人と震源地が遠かったたら大変な地震かもしれないと話したのを覚えています。
数時間後にはその惨状を映像で目の当たりにし、呆然とするだけしか、、亡くなられた方、未だ行方不明の方々には追悼の意を表します。又被災者の方々には大切な沢山のものをなくされたにも関わらず復興に邁進された事、心より尊敬と感謝申し上げます。
そして、その時、福島原発では日本の原発史上最大のピンチを迎えていました。もし諦めてしまっていたなら、あのチェルノブイリ原発事故を上回る、東日本は実質人は住めない状況になったと言われています。その究極の原発ピンチを救った様々な当時の状況をドキュメンタリーで製作されたのが、Fukushima50、原作著者の門田隆将さんが自らキャスティングをするといった力の入れようで、涙なくしては観れない作品となっています。出来れば先に原作を読んでからの方が更に理解が深まるかもしれません。
遠くで大きな災害が来るたびに自分の無力さを感じざるを得ないのですが、置かれた環境で出来る社会的貢献を継続するしかありません。しかし、いつか身近に何か災害や有事が起き生き残った時は、命を懸けて自分の出来る事をやるといった覚悟だけは持っておきたいと思う今日この頃です。