若年層の死因

本日の産経新聞から引用

27日に政府が閣議決定した令和2年版自殺対策白書では、昨年の自殺者は前年より671人少ない2万169人で、全世代的に減少する中、10代が唯一、前年より増加した。15~39歳の各年代の死因は自殺が最も多く、先進国では日本だけにみられる事態として、厚生労働省は(国際的にも深刻な状況)と危機感を抱く。コロナ禍の今夏には中高生の自殺が増えており、心理的な孤立化を防ぐ取り組みが求められる。

大変悲しいニュースです、、先日も大阪梅田のビルから学生が飛び降り自殺をはかり、地上にいた若い女性に激突、その後その女性も亡くなってしまいました。この事件はTwitterでも炎上し、罪もない若い女性を道連れにした高校生男児に対し批判的な意見が圧倒的に多い反面、高校生が自殺をした原因は社会が悪い、とか、この件で自殺男児を非難するそういった世の中が自殺に追い込む要因、とか、自殺するのは誰かのせいだ!的な、男の子の事を知ってるわけでもないだろう人が自殺の原因を決めつけるような意見も多くみられました。

年間2万人と言えば1日に約55人になり26分に1人もの人が亡くなっている計算になります。(以前は約3万人で15分に1人)
人それぞれ個性があり、生活環境があり、自ら命を絶つに至るまでには様々な原因があるのでしょうが、自殺をはかる人の多くは、誰かに悩みを相談したり、頼ったり、甘えたり、怠けたりするのが苦手な方が多いのではないのでしょうか、、、これだけの人が自ら命を絶つという現実をしっかり認知し、家族、友人、同僚など周りの人が何か変だなと感じた時、悩み事をうまく聞き出したり、自身もつらい時は誰かに悩みを打ち明けることが出来たら少しは自殺者も減るのかもしれませんが、きっと現実はそんな甘いもんではないのでしょうね、、、、